
この度、私たちが取り組んできた「のと古材レスキュープロジェクト」が、2025年度グッドデザイン賞を受賞いたしました。
本格的に活動を始めてから約1年。何が正解かもわからないまま、「解体される家を、ただの震災ゴミにしたくない」という一心で走り続けてきました。
公費解体される予定の家屋は約45,000軒。その中で私たちがレスキューできたのは、現時点で70軒ほどです。
圧倒的な数字の前に、自分たちの力の微々たるさを感じて落ち込むこともありました。けれど、一軒一軒の所有者様に寄り添い、レスキューしてきたという「事実」がこうして評価されたことを、素直に嬉しく思います。
【審査委員による評価(抜粋)】
「住まいが失われる痛みに寄り添い、所有者の語りと写真を残す『レスキューファイル』とともに古材・道具を新たな使い手へ橋渡しをする仕組みを築いた。(中略)小さな経済循環と“ものづくり”の気運を育む創造的な復興である。」
審査員の方々のこのコメントを読み、私たちの想いを深く汲み取っていただけたことに胸が熱くなりました。
この受賞は、一緒に汗を流している古材メンバー、外部から惜しみない支援をくださる方々、そして活動を理解してくださった所有者の皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
評価をいただくために始めた活動ではありませんが、この受賞を糧に、これからも私たちはレスキューを続けていきます。
できることは微々たることかもしれません。それでも、一つひとつの家の記憶を未来へ繋ぐために。
これからも、のと古材レスキュープロジェクトをよろしくお願いいたします。
